3月にはいり、国立のこいずみ道具店では
朝から「郊外のすゝめ」展覧会の会場設営に向けた熱い議論が交わされていました。
3月16日からはじまる展覧会「郊外のすゝめ」の会場計画の概要が決まってきた中、
いよいよ設営の施工スタッフもふくめてどんな風に会場で空間をつくり、
しつらえるかを細部に渡り確認し、議論しながら決めていきます。
新宿パークタワー1階アトリウムという広々とした場所に、どんな風に境界となる
白いダンボールを積み上げ、どんな風に住宅スケールの実寸大モックアップを
建てていくのかーー。
設営にかけられる時間は展覧会がはじまる前日の限られた時間。
もちろん、展覧会の開催のための予算、会場での安全面での制約など
もろもろの条件がある中で、いかに工夫をこらし知恵をしぼることで
展覧会の会場をたかめていけるか。
会場構成の計画を立てる家具デザイナーの小泉誠さんと
設営の施工を担う人、グラフィックを担う人、展覧会全体の企画を担う人みんなが
関わりながら、この大事な詰めの作業が進められています。
展覧会にかかわる人たちの想い描く「郊外の暮らしや働き方」が、
会場を訪れる人にいかに伝わり、そこから新たな発見や気づきが生まれていくように。
「郊外のすゝめ」で小泉誠さんと仲間たちが描く未来、ゴールはどこなのか。
会場設営の計画をつめていくプロセスの中から、また新たなアイディアが生まれ、かたちになっていきます。