コンセプト

小泉誠と仲間たちが考える
「郊外のすゝめ」

 

通勤圏内にあってほどよく整備された郊外の住宅地は、
1960年代、各地の大都市近郊に開発が進みました。
当時移り住んだファミリー層も高齢化が進み、
人口構成の激変、空き家や空き地、建物の経年変化や劣化といった
さまざまな課題と直面しています。

一方、過密する都市部の暮らしとは一線を画し、
自分らしい時間軸とライフスタイルの実現の場として、
郊外居住に新たな可能性を見出す人たちも存在します。

郊外ならではの利点、
都市部への移動が比較的容易な場所で地域の資源や産業、
ネットワークを活かしながら、
新たな活動に取り組む事例も増えてきています。

本展は、「郊外で住みながら働く」をテーマに
住宅を個々人にとっての暮らしの拠点、環境と捉え、
それぞれのスタイルで住み、仕事をするリアルな暮らしの様子を紹介します。

かつての都市通勤のためだけの住宅地ではない、
郊外での新たな暮らし方の可能性に触れ、
これからの住宅像を見直すきっかけにしてみませんか?

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