展覧会ニュース

「つむじ体感会」つくり手と、建築と

新宿での「郊外を楽しむマルシェ」を終えた翌日の日曜日、
会場を東村山市に移して、「つむじ体感会」が行われました。

「つむじ」は、家具デザイナーの小泉誠さんや建築家の伊礼智さん、
造園家の小林賢二さんと相羽建設がつくった場所。
「手仕事」をテーマに、地域の人や文化が交わる場として
普段からさまざまなイベントや暮らしの体感会が開催されています。

そこにたつ4つのモデルハウスや庭をご覧いただきながら、
地域の農家さんや作家さんたちが出展するマルシェが開かれました。

 

「つむじ」に立つ舎庫。
住みびらきの拠点として、
この日はkeino glassさんのガラスの工房をイメージしてしつらえがされていました。

 

「舎庫」の室内にて。
丁寧につくられたガラス作品が飾られています。

 

展示方法も素敵です。
白樺の枝につるされたガラスにあかりを灯して。

 

小さな小さなガラスたちに、ていねいに刻まれているのは「森」。
keinoglassさんの作品は光があたった時に美しい景色が浮かび上がります。

 

3階建木造ドミノの1階の土間スペースにも素敵な作品たちが。

 

美しいジュエリーたち。

 

ドミノの二階では手しごとのワークショップも。

 

手織りの布でつくられたcotocotoさんのストールやバッグ。

 

そばの実カフェsoraさんの焼き菓子をご家族で。
「大工の手」のテーブルに寝っ転がるお子さん。
気持ちよさそうです。

 

そばの実カフェsoraの小池ともこさんお手製のスープ

 

小池ともこさん。
20日の「郊外の未来を考える」シンポジウムにも、
住みびらきの実践者として登壇されます。

 

un jourさんのキャンドルも。

 

消しゴムハンコ作家のCrochetさん。

 

Crochetの内藤志保さんのカードは洋書からつくられた作品に添えられて。

 

Crochetの内藤志保さん。

 

相羽建設スタッフも、DIYでつくったモバイル屋台でハンドドリップ珈琲を。
あたたかくなってきた三月。
屋外で珈琲を飲みながら過ごす時間もまた格別です。

 

展示は、木の家や家具、小さな建築に、
作家さんたちがつくった作品が一体となって、魅力あふれる場となっていました。

朝から夕方まで、たくさんのお客さまがご家族連れで来場してくださったこの日。
遠くは滋賀や長野、大阪などから足を伸ばしてくださった方も。
皆さん、小泉さんや伊礼さんのことが大好きで……と、
「郊外のすゝめ」展に関心を持って新宿と東村山の両会場に出かけてくださって方も大勢!
開催側として本当に嬉しい時間をいただきました。

 

都心から少し離れるけれど、自然や人が豊かで、
少し歩けば自宅をまちに解放して小さなお店に出会ったり、
手しごとを生かして素敵な仕事をされている方もたくさんいる。
いま、郊外では「住みびらき」が少しずつはじまって、新しい地域の風景になっているのです。
郊外に生まれている魅力と価値を、お越しいただいた方と一緒に体感し、また再確認ができた1日となりました。

◾️小泉誠と仲間たちが考える『郊外のすゝめ』
会  期:2017年3月16日(木)~3月28日(火)
※水曜日(祝日を除く)休館
時  間:10:30~19:00
会  場:リビングデザインセンターOZONE
(1F アトリウム、3F パークタワーホール)
東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
主  催:リビングデザインセンターOZONE
共  催:相羽建設
企画協力:北池智一郎(タウンキッチン)
会場構成:小泉誠(家具デザイナー/Koizumi Studio)
グラフィックデザイン:水野佳史(水野図案室)
協  賛:丸天星工業

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